演劇を観ているといろいろなことに気づく。主役を輝かせるのはその周囲にいるものの力であるということだ。
もちろん主役本人に魅力がなければならないことは間違いない。しかしそれだけではない。個人で表現できることには限りがあるのだ。それを補ってくれるのが他の役者であり、舞台美術や衣装、照明などのスタッフなのだ。彼らがそれぞれの仕事を全うしたときに主役は光ることができる。
舞台人でなくても同じなのだろう。私たちは誰もが主役であり、脇役やスタッフでもある。それを同時に演じている。観劇をするたびにそれを考える。
