季節風

 昨夜から急に季節風が強くなって窓を揺らしている。気温が急速に下がりまさに凍える寒さが訪れた。大晦日はとても寒い日となりそうだ。

 北陸に住んでいた頃、こういう日は降り続く雪に不安になったものだった。積雪が始まれば、最初に気になるのは車が車庫から出せなくなることだった。除雪をしなければ車が走らない。除雪にはそれなりの時間がかかり、朝からやらなければ仕事に間に合わない。そんな恐怖心があった。幸い私が彼の地にいたころは大抵が暖冬であった。ただ何年かは相当な積雪があった。そんなときは覚悟を決めて除雪をした。ただ雪を取り除いた先から降る雪が白く埋めていくのはちょっとした絶望感を伴うものだった。

 東京に戻ってからは雪で苦しむことは殆どない。ただ木枯らしの吹き荒れる日は雪との格闘を幻想するのだ。

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください