ハロウィン

 日本でハロウィンが大々的に行われるようになったのはそれほど遡らない。もともと幼い子供の行事として海外の事情に詳しい人たちによって幼稚園などで行われていた。その世代が大人になり、クリスマスまでの空白期を埋める商機として利用されるようになった。

 近年は大人の変身願望、もしくは憂さ晴らしの機会として、この行事が使われるようになった。本来の意味や目的はすでにどうでもよくなっている。こうしたことはこの国の得意な文化摂取であり、それ自体は特に問題はない。

 ただ、変身してもそれが仮装であるということを忘れては困る。化け物のメイクをしても本体は依然人間なのだから、その掟に従わなくてはならない。仮面のもとに免罪符を渡されたように感じていたら、それこそ本当の化け物なのかもしれない。

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください