日没の時間がどんどん早くなっているのを感じます。この歳になっても季節ごとの日照時間に関する感覚がつかめないのはなぜでしょうか。
午後5時になるとかなり暗くなり、町の灯りが煌々と輝きます。夏至の前後は7時を過ぎても明るいことを考えればかなり大きな違いがあるといえます。これだけの変化を私はなぜ日々実感できないである時急に気づくのか。それは私が天体の運行による自然現象に向き合って生きていないからに違いありません。
私たちは毎日の生活を時間という人工的に作り出した物差しを基準にして過ごしています。地球の公転と自転運動に基づいた目盛りであるのは確かですが、そこにある意味を付託し、独特の感覚を見ようとするのは人為的な営みです。時計がなければ太陽の位置を基準に生活が組み立てられるはずですし、日没後は平板で底の知れない、しかし必ず終わる夜があるはずです。
私たちはそういう感覚を忘れたために秋の日短さを感じるのではないでしょうか。
