イスラエルとアメリカの同盟がイランの首脳を攻撃して殺害したという。ネタニヤフ氏もトランプ氏も自身の進退に関わる選挙を目前としてあるいは利己的な目的でこの戦争を仕掛けたのではないかとも言われている。
真相は分からないが、どうも権力者たちの横暴がポピュリズムに担保されて歯止めが利かなくなっている現状がある気がする。もしこの推測が正しいのなら、民主主義は重大な局面を迎えている。
よく分からないが、なんとなく印象がいい指導者に自分の望みを託し、本当にそれにふさわしいかどうかを検証せずに臣従してしまう。あたかもアイドルを推すかのように無批判に全肯定してしまうのは、かなり危うい行動なのだが、それに気づく間もない。
トランプ大統領が自身の見解をソーシャルメディア垂れ流すように、現今のリーダーは批判の手続きを省略し、とにかく言ったもん勝ちの様態がある。リーダーが正しい判断をできれば何の問題もないが、それができない場合は悲劇が待っている。民主主義の制度設計をした人たちは気づかなかったのだろう。私たちはしばしば間違える。多数決は真実を特定できない。
これは極めて残念で、信念を挫く事実だ。現在の人知では民主主義が必ずしも最善の方法ではない。寧ろ危険な世界の糸口になっている。多数決は絶対と学んできた真理が偽となったとき、われわれはどうすればいいのだろう。残された手数はほとんど残されていない。
少なくとも現状が最良の状態とは思わないのが肝要だ。
