悪条件は克服しなくてはならない。そう考えるのは自分の中にまだ可能性を信じていたことだ。そして、その状態であるということはまだ戦えるということになる。
言うは易し。そういう気持ちになれないことの方が多い。劣勢に立つとあらゆる言い訳と、敗退後の惨めな状態を考える。恐らくこれも大切な知恵であろう。予めワクチンを打つのだ。でも、これだけでは事態を切り抜けられない。
苦境は事態を改善するための手段だと考えられたらかなりの前進だ。改善策はまだなくてもいまの状態を過程として見なせば次がある。解決策は自分で考えるだけではなく、他人の言動の中にある可能性も考えられる。だから、短慮を避け時機に備えるのだ。
事態をひっくり返すことを諦めてはならない。そう時々自分に言い聞かせることにしている。