八潮市で起きた道路陥没は衝撃的な映像とともに報じられている。このような道路が陥没する現象は時々発生するようだ。その原因が過去に造られたインフラが耐用年数を越えて使われ続けているのが原因らしい。
いくつかの要因があるが、その一つにメンテナンスを粛々と行うための人材が不足していることがある。コンクリートやアスファルトで覆われた建造物も刻々と劣化してしまう。それを使いながら直していくことが不可欠なのだが、どうもそれがうまくいっていない。
道路陥没や橋梁の倒壊は甚大な被害をもたらす。そうなる前の手当てが必要なのだ。今回の道路陥没の原因に埋設した水道管の破損が土砂の沈降をもたらしたのではないかと言われている。地中の状態を察知するのは専門家でなければ難しい。その技能がある人がどのくらいいるのだろうか。
今後、高度成長期以降に造られたインフラが耐用年数を越えてゆく。もつとも恐れるのは各地で崩壊が群発することである。この方面の対策はあるのだろうか。