山火事

 ロサンゼルスの山火事は想定外の被害を出し続けている。わが国とは様々な条件が異なるが共通する要素もあると考え、関心を持っている。

 山火事は異常乾燥と落雷などの不確実要素の組み合わせで発生する。さらには非常時対応の技量も影響している。どのような行動をとるか、その対応が命運を分けるのだ。

 森林が多い国という点では日本の方が上である。国土の67パーセントが森林という。私たちは森林の合間で生きているのであり、森林のあり方を疎かにはできない。我が国では山火事防止のために、防火帯を設けたり、延焼しにくい植物を植林したりしているという。ただ、非常時には何があるか分からない。最近の異常気象を考えると 万が一の対策を考慮する必要がある。

 アメリカでは消火活動をする飛行機があるという。消火剤を撒いたり、淡水海水を散布する活動をする。日本にはそうした航空機はなく、ヘリコプターが担当するという。散水の技術を磨いて置く必要はあるのではないか。震災などの場合にも応用できるはずだ。

 世界で最も科学が進んでいるアメリカで山火事が消せないという事実を私たちはもっと深刻に考えた方がよい。

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