存続

 古典文法に存続の助動詞がある。「たり」や「り」がそれで〜ている、などと訳す。この「り」は元は「あり」であって、そういう状態で存在しているという意味を持っていたのが、状態の存続の意味として使われるようになったらしい。過去の助動詞の「けり」もこれに関係するようだ。

 存続という概念は実は結構高度な判断からなるのではないか。今あるものに時間的な幅を意識して把握するのは手続きがいるように思う。

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