引き潮の周波数 引き潮の奏でる永遠のような周波数の波が何かを急かしている。私はその気配を感じることすらだんだんできなくなっている。かつては胸踊る場面でさえも色褪せたものにしか映らないことがある。 このまま、引いてゆく海の音に溶け込んでいけばいいのだろうか。波の音をかき消すような叫びをあげれば何かが変わるのだろうか。 よくわからないままに結局毎日を過ごしている。それで精一杯だから、それでいいのだ。そう思い聞かせて思考停止の状態にしている。 共有:TweetTumblr で共有いいね 読み込み中… 関連 エッセイ
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