ソーシャルメディアのLINEを提供しているLINEヤフー株式会社の傘下にあるLINEリサーチが調査した中高生のなりたい職業という調査が発表された。一時期はYoutuberが首位を占めたがこの調査の結果はかなり変わってきている。現実的な人生選択が中高生にも迫られているのかもしれない。
同調査によれば中学男子のなりたい職業の1位は国家公務員・地方公務員で、2位がスポーツ選手、3位が動画投稿者であり、中学女子は1位が教師や大学教授など、2位がミュージシャン、3位が校務員であった。高校男子になると1位は公務員、2位はシステムエンジニアやプログラマー、3位は医師であり、高校女子は1位が公務員、2位が看護師、3位が臨床心理士となっている。一見すると雇用が安定しており、社会的評価が高い職が選ばれているようだ。中学生の場合はまだ夢の要素の方が濃く、芸能人やゲーム関連業界、イラストレーターなどの自分の興味や趣味に関連するものが多く選ばれているが、高校生になると工業デザイナーや事務職などの安定収入の可能性の高そうな職が選ばれている。
この調査はソーシャルメディアの利用者に対して行われたものであり、サンプル数も1047と多くない。かなりのバイアスがかかっている可能性があるが、それでも若年層の堅実志向はうかがえる。長引く経済的停滞と政策の失敗、さらに安定しない雇用状況などが若者たちに「無謀な夢」を見させられないのかもしれない。公務員を選ぶことは決して悪いことではない。選択理由の回答の中にも安定収入ではなく、社会貢献をあげているものもあるという。大切な志だ。
ただいまの日本が求めている人材は社会の維持だけではなく、現状を超える何かを生み出すスキルを持っている者である。ランキング上位にあがる必要はないが、イノベーターを志す人がいてほしい。Youtuberなどの動画投稿者になりたいという子どもがふえたとき、世も末と思ったものだが、今考えると、自分の才覚で何かを切り開こうという考え方自体は尊い。今後現れる何らかの仕事で夢の追求、社会貢献をしてくれる若者が増えることを願わざるをえない。
LINE Research, a subsidiary of LINE Yahoo Corporation, conducted a survey on the desired occupations of middle and high school students. The results show a shift in preferences, with public service roles being popular. However, younger students are more drawn to dream-related careers, while older ones prioritize stable income. The survey reflects a pragmatic mindset among the youth, possibly influenced by economic uncertainties. Despite concerns about the popularity of careers like YouTuber, the determination to carve out one’s path is commendable, fostering hope for future contributions and advancements.

今時の若い子って、震災ボランティアなどにも積極的に参加する意識の高い子も多いですし、頼りになるなぁーと思います。
だけども結婚からは、遠のいているようで、昔なら女子にお嫁さんってのがあったかもしれないですが、今は仕事もやって、家事育児もやってが当たり前!子供いらんって気持ちがわからなくないでもないです。