能登半島地震に関して人工地震ではないかというエセ情報がソーシャルメディアに出ている。東日本大震災でも似たようなデマが流れたが、どうも科学的根拠が全く欠けた虚言のようだ。現在の人類の技術ではマグニチュード6以上の地震を起こすことは不可能だ。まして広範囲に地震を起こすことなどできない。
科学者はこのことを説明してほしい。恐らくバカバカしすぎて何も言えないのだろうが、人々の不安に漬け込む妄言を摘み取るためには専門家が説得するしかない。何をやっても権力の陰謀などと言ってデマゴーグは流れ続けるだろうが、それが嘘だといえる人がその都度指摘することは必要だ。
宇宙戦艦ヤマトはガミラス星のマグマに波動砲を撃って地殻変動を起こした。日本沈没のリメイク版で草彅剛演じるヒーローは海底火山にメガトン爆弾を透過して、列島沈没に歯止めをかけた。彼らの発想はこのレベルなのだろう。その素直な感情は人心の扇動ではなく、他に活かしてほしいものだ。
教養としての中等教育はやはり必要だ。人間が現在の技術でだけだけの地震が起こせるのかを教えなくてはならない。また、どんな有名なメディアに乗った情報でも嘘が溢れていることも教えるべきだろう。
