侵攻1年

 ロシアによるウクライナ侵攻が今日で1年目になるという。おそらく現地の人たちにとってはとても長く苦い毎日を過ごしているのだろう。当初はもっと短期間に解決するかと思っていたが、ロシアの執拗な攻撃と、それに対抗する国々の軍事支援のために戦闘は長期化し、いまだに解決の糸口は見えない。

 ロシアの立場からすればウクライナ国内のロシア系住民の救済という大義名分があるようだが、どうもそれだけではなさそうだ。資源にあふれるウクライナの国土を少しでも獲得することや黒海の貿易権を確保したいという伝統的な政策もある。ただ、かつてのように国境線の変更は容易ではない。二国間の衝突に見えて、実は親ロシアと反ロシアの世界的対立である。21世紀の世界大戦はこのような形で行われるということなのも知れない。

 国家権力者の暴挙は許しがたい。前線の兵士たちは今日も傷つき死んでいっている。戦争のために経済状態は悪化し、国際的な活躍をするべきタレントの人生の可能性を奪い続けている。芸術やスポーツの方面の停滞も人類にとっては損失だ。もう終わらせてもいいのではないか。

 ここまで対立してしまい、被害を拡大した以上、怨恨はどうしても残る。ただ、これ以上の犠牲者を出さないためにもロシアには停戦に応じてほしい。またウクライナの傷は世界的な援助で癒す必要がある。戦犯国にすべとを負わせるとどうなるのかは第一次大戦で世界は学んだはずだ。

 日本はこの戦争を機に、軍備拡大の方面に進んでしまっている。隣国の急成長や、意味不明のミサイル連射を見せつけられているからある程度は仕方がない。ただ、防衛は武器だけでなく、言論の面でも強化すべきだ。世界に通用する交渉人を育成すべきだ。この方面で世界貢献しよう。

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