22歳の出会い

 コロナウイルス対策で成人式が取りやめになったり、リモート形式になった現在22歳の人たちのために式を用意した自治体があるという。粋な計らいというものだろう。

 この式の報道てインタビューを受けた人は、大学を卒業し故郷を離れることが決まっている。その前に会えてよかった、とか、次に数十年後に会えるといいと答えていた。地方の現実が垣間見えた。

 少子高齢化が進行しつつあるこの国にとって若い世代の存在は不可欠だ。その少ない人材が高校や大学を卒業したあと故郷を離れてしまう。そのうちのかなりの人数が戻らず、若者の人口分布が極端に偏在することになる。

 リモートワークが定着し、様々な情報共有がかつてより遥かに柔軟に取り組める環境が完成した現在、都市に企業が集中するメリットは少なくなっている。まずは産業界の分散が必要ではないか。

 22歳の出会いが結局別れの前日の儀式になっているようではならないと考えた。

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