屋台で一杯

 最近屋台を見ない。私が学生の頃には駅前に怪しい屋台ができ、おでんを中心にちょっとしたつまみを出す店があった。私はその頃(も)金がなく、常連という訳にはいかなかったが何度かお世話になったことがある。

 サザエさんでは波平とマスオが屋台で飲んで帰るというシーンがあった。昭和世代にとっては気ままに立ち寄れる場所だった。衛生面でかなり気になることろはあったが酒が入ると気分が大きくなることで大抵は問題ならない。食中毒になったこともない。皆、焼いたか茹でたかしたものだったからだろう。

 学生(院生)の分際で飲むのは少々引け目もあった。ただ私の行った大学は比較的大きかったことや近隣の企業に先輩がいたことなどから、時々ごちそうになったこともあった。呑みニケーションがあった時代を懐かしんでいる。

 いま、見ず知らずの大学の後輩におごる度量もない自分をふがいなく思う。活気と猥雑なエネルギーとが混在した時代だった

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