地図

 街角にある地図を見て気づいたことがある。同じ場所の地図なのに全く見た目が異なる地図が並んで掲示されていた。何も知らなければ、同じ場所とはとても思えない。

 これらの地図の共通点は、東西南北や実際の距離の縮尺ではないということだ。道の繋がり方だけに関心がある。細い路地は省略されているが、省き方が異なる。

 商店や病院などの表示はかなり誇張されている。実際は一般家屋程度の建物がまるで高層ビルであるかのように大きく描かれているものがある。隣に並んだ別の地図にはその存在は無視され、他の建物が誇張されて描かれている。

 おそらく広告料などをとれたところは大きく、そうでないところは必要がなければ省略しているものと考えられる。地図の形をした広告なのだろう。

 地図が現実の反映ではないことを改めて痛感した。これは分かりやすい例だったが、世の中にはこの他にも一見本物と同じように見えて意図的改変が施されているものがいくらでもあるということを省みる必要がありそうだ。

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