整理の苦手な私の言い訳である。盛んに捨てることを奨励し、本来の意味とは異なる断捨離という概念まで当てはめて知的営みを軽視する動きはいつまで続くのだろうか。大量生産、大量消費を美徳としてきた時代が行き詰まったからといって、それを個人の怠慢に帰結していく発想には社会的欺瞞を感じる。
捨てることを前提としたものの作り方や買い方を改めていかねばならない。使えるものはとことん使う。様々に応用して活用することこそ現代の状況に合っている。そのためにはメンテナンスの手法や経験を蓄積した専門家や、修理が手軽にできるメカニズムの構築などを考えていくべきなのだろう。
捨てれば片付くという発想は自己欺瞞と社会的損失を拡大するだけだ。
