
ものごとの評価をする際についおかしてしまうのがいまあるのものの姿だけで判断するという誤りだ。なんでも簡単に手に入ると考えられる現代は物の価値が下がった。それとともに忘れてしまったことがある。
目の前にあるモノやコトが今の形になるまでには様々な物語があったのだろう。試行錯誤の末にここにたどり着いたはずだ。中には身を削るような悲劇も含まれていたはずだが、大抵の場合、それは深層にあって見えない。その過程の一つ一つに関わった人への敬意が抜け落ちてしまっている。
こうしたことに気づくためには歴史を学ぶ必要がある。人や国、地域に歴史があるようにものにも来歴がある。その想像ができてこそ、物事への敬意と、深い意味での批判が可能になるのだと思う。
