
教員不足が一部で深刻化しているという。本来、教壇に立つ予定はなかった管理職の教員が臨時で代講したり、複数クラスを合同にして急場を凌いでいるらしい。教員が不足することはかなり前から予測されていた。それなのにこの事態に陥っているのは行政の失策が大きく関与している。
資源のない我が国は人材こそ最大の資源だと言われ、教育には最大限の支援をするべきだとはよく言われることなのに、実際にはそうなっていない。東大を始めとする難関大学に合格させることのみを目的とする一部の教育と、そのほかの悪しき平等主義の教育しかない。結果としてまったく平等ではない格差教育が行われている。
魅力のない教育の世界に敢えて身を投じようとする優秀な人材は少ない。他に楽でやり甲斐があり、高給が保証されている仕事の方を選ぶ。当たり前だろう。その結果、少子化なのに教員不足という異常事態に陥っているのだ。
高齢の教員を再登板させて何とか切り抜けている現状もある。これも一案ではある。かつてほど老け込むのは早くはない。定年をあげて働ける人は続けていただくのは確実な方法だ。経験も役立つはずだ。お爺さんお婆さん先生にご活躍いただこう。
でも、究極の解決法は若い教員の人材を増やすことだ。労働条件を改善するとともにある程度の高い賃金を約束しよう。中途採用も積極的に行うべきだ。私はこうした議論が一向に深まらないのは大問題だと考えている。
