
授業でSurfaceを使い始めていろいろできることが広がった。私の機器は最低スペックの機種なのでパソコンでやる仕事をそのまま持ち込むと問題が生じることが多い。だが、パワーポイントのスライドを見せたり、ブラウザの画面をスクリーンに映すといった用途に限れば十分な性能だ。
職場には備え付けのプロジェクターがあるのでこれに最初はケーブルを使って接続していた。問題はないのだが学校の授業のようにある程度動き回らなければ生徒の緊張感が落ちてしまうような場面では、動けない存在は少々都合が悪い。そこで無線でつなぐことを考えていたところ、実にいいものを見つけた。MicrosoftのUTH-00036というワイヤレスHDMIアダプタだ。これはHDMIにつないでその信号を無線化して飛ばすものだ。Windowsにプリインストールされている制御ソフトに接続すれば、端末の映像を転送することができる。手元でパワーポイントの操作をすれば、遠くの大画面が変わるという寸法だ。
これはかなり便利だ。問題点としてはこのアダプタにも電力供給が必要であるということだ。そのため、タイプAのUSB端子がついている。テレビなどでは背面のUSBにつないで電力を得るように設計されているが、私の職場はHDMIの近くにUSBはないため、モバイルバッテリーをつなぐことにした。スマホ充電のバックアップ用のものだ。授業は連続でも3時間は超えない。今のところ、ほどほどに充電しておけばこのくらいの時間の耐久力はある。転送時に多少の遅滞があることも事実だ。しかしこれもゲームの中継でもない限り気にはならない。
教室の後ろから黒板を書くはかつての夢だった。どうしても教室の後ろの生徒は緊張感を欠きがちだ。それが教員がすぐ近くで話をし、黒板(ホワイトボード)には手元のタブレットの画面が映り、電子ペンで書き足したものも投影される。ビジネスの世界では当たり前なのかもしれないが、こういう方法は教員も考えた方がいい。
もっとも席替えでせっかく後ろの席を勝ち得た生徒諸君にとって私の徘徊が非常に邪魔なものであることは察して余りあるが。
