
北陸では弁当忘れても傘忘れるなという言い伝えがある。天候の移ろいやすい風土の住民の生活の知恵の一つだ。私はしばらく彼の地に生活していてその金言に助けられたことが多いため常に鞄に折りたたみを持ち歩くことにしている。
ところが、今日はうっかり忘れてしまった。鞄の整理をしていたときに入れ忘れたのだ。今日は曇天。降り出しそうな気配がある。こういうときはかなり不安になってしまうのだ。
習慣というものは多くの場合、日常の助けとなる。しかしそのそれが崩れたときの応用力も必要だ。最近は傘のサブスクサービスもある。第二の選択肢をいつも用意しておくこともまた弁当よりも必要かもしれない。
