
最近よく聞く表現に「〜と思っています」というのがある。これは口癖になりやすいようで何度もくり返す人もいる。別に何の問題もないが、日本語のある側面を顕在化している。
英語のI think that とどう違うのかは詳しい方に教えていただきたい。用例から察するに確証は足りないがそのように判断しているというときに使っている感がある。日本語の思うは確信や判断よりも感情的な印象が強い。そのように受け取ると気持ちが安定するといった意味がある。
だから、「思っています」は自分の判断を他人に押しつけるのではなく、あくまで自分の見解は示すが、そう考えると自分としてはしっくりくるという感情の報告をしている。同意するかしないかは任せる、といった印象が強い。
相手に自分の意見を強要しないのは日本語のコミュニケーションの底流にあり、そのために様々な朧化表現が生まれては消える、その流れにあるのではないだろうか。
