今後の国語教育に必要な力であり、目標とすべきなのは要約力であることはほぼ間違いない。要するに何が言いたいのかを簡潔にまとめ、それを言語化する能力が求められている。
言葉の知識や漢字力の大切さは揺るぐことはない。傍線部の意味を説明する問題も大切だ。ただ、かつてとは異なり、語彙は検索すればすぐに分かるし、テクニックで答えが出るような問題はやがて人工知能に任せることができるだろう。大切なのは主旨を掴む力である。
大量の情報を受け取ることができるようになっても、そこに価値の濃淡を見いだせなければ理解はできない。そのためには短文をなるべくたくさん読み、言いたいことは何かをまとめる力を身につける必要がある。
そのための方法を考えてみたい。要約文を書かせるのがいいと思うが、これには手間と採点時間の長さという課題がある。自己採点できる方法を考案すればいいのだろう。すでにその目的で作られている問題集があるのになぜ普及しないのかも考察したい。
