漢字検定協会の今年の漢字が発表された。「金」なのだそうだ。オリンピックがあった年であり、給付金制度をめぐって議論があった年であるからうべなるかなということだろう。
でも、私たちは金には別の意味も感じる。いっこうに上がらない所得もまた金である。恐らく政府なり財界なりの失策が健在化しているのだろう。責任追及も大事だが、それよりも今そこにある危機を乗り越えなければなるまい。そのためには国や自治体に頼らず自己開拓で稼ぐしかない。その覚悟をくれた年でもある。
金は最後の頼れる資産という人もいるが、昨今の相場は下がるばかりだ。貴金属もよいがいまは明日への安心感がほしい。来年の漢字が幸になることを祈らずにはいられない。
