最近の苦しみの一つは入力過多にある。いろいろな情報を入手するのはいいが、それを自分なりに消化し、言語化しえていない。わかったつもりになっているが、実は何も理解できていない気がする。
この悩みを解消するためには、未消化であっても自分の考えを言葉にしなくてはならない。これは難しいことだが、それをしなくては前に進めない。言葉にするにはどうすればいいのか。それは完成形をすぐに求めないことが必要だろう。
作家の草稿を見ると結構多くの書き直しがあることがわかる。作家だけではない画家でさえもたくさんの習作を重ねてやっと作品にたどり着いている。私達は最終形態しか見ていないのであたかも最短距離で作品ができあがっているような感じになる。でも実際は底に至るまでの様々な習作があり、試行錯誤しているのである。
このブログはその習作を臆面もなく発表する機会と考えている。本当の作品はいづれまとめることにして、今は考えたことをひたすら文字にしていく。出来損ないの集積であるが、よろしければお付き合いいただきたい。