変わる風景

 実家の近くにあった大きなパチンコ店がなくなり更地になっていた。他にもこのところ建て替えなどが相次ぎ町の風景が変わっている。もともと開発途上の地域だったことに加え、コロナ禍という打撃もあって変化を余儀なくされていると言えるだろう。

 昨年亡くなった父の見た風景が消えていくのを思うと複雑な気持ちになった。もっとも代々の先祖が目にした世界と現在は異なるのであり、私が知る風景がいつまで保たれるかなど誰にも分からない。

 諸行無常といえばそれまでだが、蟻の視点で見れば心乱れる事実だ。

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