近隣の植物園に行ってきた。温室には数多くの南国の花が展示されており、しばし異空間に赴くことができた気がする。それにしても植物の多様性には驚かされる。生き抜くための戦略なのだろうがかくもバリエーションが多いと感心する。驚異でもある。
食虫植物というものがあるが、これは虫を栄養源とする。植物が動物を食べてしまうのと言うのがまず驚くべきことのように思う。さらに食べはしないが植物を花の核に閉じ込めて受粉を促進するという種もあるらしい。一般的には虫媒花が知られるが、そこに至るまでのさまざまなグラデーションがあるようなのである。
南国の花は他にもいろいろな特徴がある。その色彩、形状、生態などどれもが不思議なものだ。植物園はそれを簡単に見せてくれるのがよい。
