しなやかに

 しなやかさは理想とする境地の一つだ。複雑な事態に自他を傷つけることなく対応できる何かを感じる。実際は容易ではないが、求めて止まない目標だ。

 変化が激しい昨今の状況において何が正解か、真実は何かを見定めることは難しい。だから当座の状況対応は必要だ。真実を探る努力は怠れないが、立ち止まることもできない。しなやかさは一時的な判断をした後にも必要になる。

 理想としてはよいがこれでは疲れてしまう。常に周囲を見渡し、身を処さなくてはならないのだから。スキー選手が複雑な地形を滑降するときのように常に神経が張り詰めていることになる。

 すると、しなやかさの持っているイメージとは程遠くなる。おそらく何かが違うのだ。合気道の達人のような脱力しながらも身をかわせる。そんなものを目指しているのだろう。

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