人材の活用

 人材の活用をどのようにするのか。それは少子高齢社会ではもっとも大切な問題だ。私自身がすでに若者と同じ仕事量がこなせないことを自覚しているので、こういう話をするのは気が乗らない。しかし、避けて通れない話なのだろう。

 日本には人を大切にするという伝統がある。少なくともそういう建前がある。だから、年功序列が成り立つしそれでうまくいくことも多い。ただ、能力のある若者が活躍できる機会を阻害しているとも言える。能力の高い若者は新機軸を生み出すことができる。足りないのは経験だ。だから、これからは上司に若者を、補助に年配を配すのがよいのだろう。ケース・バイ・ケースではあるが。

 完全な能力主義を良しとする時代もあったが、日本でそれをやるとうまく行かないようだ。あまり成功例を聞かない。むしろ従来の経験蓄積型に裏打ちされたタレント尊重主義をやっていくのが良いと思う。

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