木を描く

 樹木を描くことに興味を持った。私の興味は突然現れるのでそれがなぜなのかは説明が難しい。木を描くときときに成長のイメージを考えながら描いていくということにちょっとした楽しみを感じたのだ。

 まず地面から芽吹いたものがやがて幹になり、そこから枝が分かれていく。さらに小枝に分岐し、そのうえでもさらなる分岐がある。それぞれの枝から芽吹きがあり、やがて葉が茂る。それが重なれば重なりが生まれ、その後それが木陰をなすことになる。

 その過程を鉛筆で描いているのである。もちろん正確な過程は再現できないが頭の中で考えることで長い時間を幻想することができる。決して人様にお見せできるものではないが、心を落ち着ける効果はある。

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