物事を効率的に行うことは究極の目的かもしれない。無駄をなくせば様々な効果が発揮される。うまくやればいい結果が出る。至極当然の論理だ。
しかし、うまくやるためには下手にやる経験も必要だ。失敗がなければ何が良いのかも分からない。頭で分かっているつもりになっていても、実はそうではないということはいくらでもある。
失敗を許さないという最近の風潮はその意味で心配だ。ならばコンピュータに判断を任せて失敗を避けよという。するとますますうまくやることの実感が消えていき、全体の構造を俯瞰できなくなる。その結果、環境の変化に対応することはできなくなる。何よりも仕事の実感とかやりがいといったものが見えなくなる。
せめて若いうちはうまくやれと言い過ぎない方がいいのかも知れない。古人の言うように失敗は成功のもとなのだから。
