これまで台風が全く来ていない。観測史上でもまれなことらしく、異常気象の一つの現象かと言われている。台風の原動力と考えられる海水温の上昇は十分にあり、ここ数日、列島は猛暑に見舞われている。それなのに台風が来ないのは極めて異常である。
ところがついに今度の台風9号は本州に上陸するかもしれない。最近の台風は規模が大きかったり迷走して思わぬ方から接近したりする。その被害は甚大だ。来ない方がいいに決まっているが、一方でようやく本来の気象現象が起きるという思いもある。
台風のエネルギーはものすごい。2018年の台風18号は関西国際空港を機能停止させ、しばらく孤立させた。2019年の台風19号は東日本に大きな爪痕を残し、多数の死者行方不明者を出している。ここ数年の台風は来れば猛烈であるというのが特徴だ。
自然の脅威に対してできることは少ない。ただ気象レーダーや予測進路の解析能力の向上によって事前に備えることは可能になっている。せめて危険回避の行動を少しでも早くとることを願うばかりだ。
