封鎖できません

 かつて流行した映画のセリフに「封鎖できません」というのがありました。犯罪捜査のために東京のある地区を封鎖しようとした警察官がもらすため息のような台詞です。その冗談のような響きがいまは深刻な悩みとして捉えられています。

 都知事が週末の不要不急の外出は控えるようにという要請を発表しました。何をもって不要不急と断じるかは個人の判断に任されているようです。この発表にどれくらいの効力があるのかは分かりません。

 別の記事でも書きましたように東京はコロナウイルスの世界的蔓延のニュースが連日伝えられる中でも停止状態にはありません。朝夕のラッシュアワーは消滅することなく、郊外の商店街には多くの人たちが集まっています。劇場や映画館、スポーツやエンターテインメント施設は閉鎖されています。閉鎖したまま春休みを迎えた生徒諸君も町に溢れています。

 小池都知事の見解はこうした警戒疲れ、危機管理の判断停止に一定の注意力を喚起する意味はありそうです。逆に言うとそれ以上の効果は期待できない。東京は封鎖できません。

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