オーボエ

 オーケストラの楽器の中でもっとも心惹かれるのはオーボエの音色です。天に届くかのような響きは心を浮き立てます。交響曲の中でもしばしば独奏の部分があり、とても印象的です。

オーボエのようなリード楽器は音程の調整が難しく、オーケストラのチューニングもこの楽器が優先されるようです。この繊細でかつ派手な音色はどこかでなじみのあるものです。昔は町にやってきたチャルメラや、雅楽で用いられる篳篥もリード楽器としては同じなのだそうです。世俗いずれに属するのか分からないのも魅力の一つです。

 個人的には少々辛いときにはオーボエの音色を幻聴することにしています。心の安定と勇気の涵養にこの音色は資するところ大なのです。

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