このブログを海外から読んでくださっている方がいるらしい。ありがたいことである。日本語でしか書いていないので、日本語ができる方が読まれているのだろう。このブログは機械翻訳にかけても、意味が通じるような日本語で書きたいと考えている。
今日は万年筆の話をしたい。日本製の万年筆はかなり優秀である。私が使っているのは安価なものばかりだがパイロット社のエラボーという名の万年筆は大変気に入っている。ペン先は特徴的で柔らかく、カリグラフィーにも使える。日本語は画数が多い漢字と曲線の多いひらがなが混在するため、万年筆にとっては要求される要素が多国語に比べて多い。それに見事にこたえている。日本製の万年筆を知らない人はぜひ試してほしい。きっと感動するはずだ。
日常的に最も多く使っているのはパイロットのコクーンという安価な万年筆である。鉄製のペン先で高級万年筆のような滑りのよさはないが、それでもどんな筆圧でも対応してくれるような良さがある。日常的にはこれを多用している。
外国製では学生時代はモンブランを使っていた。インクが乾きやすいのが難点であり、日本語を書くには硬めの漢字もした。でも所有欲、つまり持っていて自慢できる何かを持っている万年筆だった。ただ、いまはほとんど使うことがない。
最近使っている万年筆は初心者向けのペリカーノジュニア―という学生用万年筆だ。これは家庭で気楽に使っている。私はコンバーター派なのだが、これだけはカートリッジを使っている。専用のカートリッジはかなり特徴的な長細いものである。この万年筆はおそらく小中学生に向けて作られているのだろう。持ち方を矯正するような形になっている。書き味はかなり大雑把である。それにインクの供給も日本製ほど繊細ではない。日本で使っているからかもしれない。ドイツの製品を悪く言うつもりはない。
それでもこの子供用万年筆には十分な魅力がある。何というか自由になれる雰囲気がある。日本製にも似た種類があるが、それよりも非日常を味わる。これは全くの主観だ。インク供給が止まるたびにキャップをして振り回す。するとまたインクが出る。このわずらわしさも魅力だ。私はこのペリカーノジュニアを使ってエッセイを原稿用紙に書いている。太字で大きく書かれる文字は不断の縦横が交差する文字とは違う日本語を書いているような気になっていい。いつもとはちがう文章が書ける気がするのだ。