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機械のアナウンサー

 NHKのテレビニュースをみているとAIによるニュースの読み上げの時間が入るようになった。滑らかな人間に近い発声とアクセントであり、違和感はない。ただ、なぜAIを使わなくてはならないのかが分からない。

 アナウンサーはかなりの訓練を積んでスクリーンの向こうに立っており、その技能は高い。もちろんミスは皆無ではないが、機械に代替させるほどの問題は感じない。災害時の対応も過去の実績をみる限り問題はなさそうだ。それなのになぜAIを登場させるのだろう。

 AIの活用によって、作業の省力化が果たせることは事実だ。ニュース原稿の作成から、構成して読みの確認、放送にたどり着くところまでの作業工程はかなりあり、そこで働く人々の労働軽減につながることは確かだ。恐らく放送時間の何倍もの時間をかけて準備がなされているはずだ。それを機械に代替させれば助かることもあるのだろう。

 ただ私たちがニュースから受け取っているのは音声や映像からの情報だけではない。伝え手の心情、身体的な行動、振る舞い、表情などを複合して感じ取っている。仕事は大変かもしれないがAIに頼りすぎないでいただきたい。機械音声で済むのならもうテレビでなくても良い気がする。

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