性差による待遇格差が数値化されると我が国は下位に沈む。男社会が続いているということだ。私個人の環境では上司は女ばかりなのでそのような感はない。ただ国会議員の顔ぶれなどをみれば男が優位なのは間違いない。
女の上司を持つことに私は何の抵抗もない。感情的で一貫性がないということを感じることはあるが、これは男にも当てはまる。部下としては安心して仕事ができればそれでいい。
女の管理書が少ないことにはいくつかの要因がある。育児などの家事負担が女性に偏っていることはその一つだ。しかし、これも変わりつつある。男が育児休暇を出すことも稀ではなくなっている。
ならばなぜ女性のリーダーが少ないのか。もちろん伝統的な男社会の因襲は大きい。それ以上に人材不足が原因と言える。リーダーとすべき女性が少ないのである。
男女均衡のために資質のない人物をトップに据えるのはリスクが大きいすぎる。だから、いまは性別など関係なく相応しい上司を選ぶべきなのだ。結果として男の数が多くてもそれは不健全ではない。逆にほとんど女になってもまた然り。今の日本に性別を選ぶ余裕はない。なるべき人になっていただく。それでいい。
