車道に雪をまくこと

 車道に雪をまき散らす候補者について非難の声が上がっているようだが、明らかにおかしな指摘である。候補者が何党か知らないが言いがかりをつけた人は雪国の現実と厳しさを理解していない無知としか言いようがない。

 選挙活動中であるからだろう。除雪車が車道から除けた雪を、また車道にスコップで戻している候補者に対して非難しているソーシャルメディアの動画が拡散した。雪国に暮らしたことがある者にとっては当たり前の風景であり、そのようなコメントが多数ついてもどうも理解できない人が多いようだ。除雪車ができるのは道に車を通すことであり、人が歩けるようにすることではない。むしろ除雪車が通った後は歩行者の歩く場所はなくなり、車道を歩くしかなくなるのだ。

 そこで雪国の住民のかなりの人は自主的に自宅近くの歩道を除雪し、その雪を車道に投げる。車道には融雪装置があり、しかも車両が通過するたびに雪片は踏まれて溶けていくので、車道に雪を投げることは公共の福祉に寄与する行為であったのである。

 今回の動画批判は、現地の生活実態を知らない人のなしたものに違いない。同じ国に住んでいても、地方社会に、暮らす人々の生活を理解できない。これは日本人のありかたの一面であろう。警告の範疇に属するものである。

    

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