Googleマップのストリートビュー機能で訪れる場所のイメージを掴んでおくことがある。車で初めて訪ねる場所などはこれをやっておくとかなり安心である。 逆に何も用意せずに訪ねるのは少し不安である。 Google マップの使い方として これは 標準的なものであろう。
もう一つ楽しみとして ストリートビューを使うことがある。 それは、おそらくこの先一度も訪れることがないはずの場所に仮想的に訪れてみるという経験を持つことである。 知らない島のストリートビューをしてみると、そこには人気のない海岸に1軒だけ建つ小屋を見つけたりすることがある。こんなところにも人の営みがあるということに素朴に驚いてしまう。
すると、他の島にも訪れたくなり、Google マップをあちらこちらに移動させて、島のあちこちを疑似散策する。この楽しみは半年に一度くらいの割合でマイブームとなり、旅情を掻き立てられる。しかし、現実の波がそれを砂の城のようにたちまちに崩してしまうのだ。
本当の旅に飢えているのかもしれない。本当に知らない場所を訪ねて、素直に感動してみたい。そんな気持ちにこのところずっと取り憑かれている気がする。