英語で書かれたブログはなんとか読むことができるので、時々読ませていただいている。英語圏ではなくても英語で書いている方も多いので、さまざまな情報を知るにはいい。幾つか知らない単語が出てくるが、スマホでもそのレベルの辞書検索は容易だ。もっともページ全体を翻訳するサービスはあまり使わないことにしている。少しでも語学力を使いたいという悲しい抵抗である。
日本の観光的な価値としてoverratedという表現を見つけた。逐語訳するならば過大評価だ。日本は観光地として評価が高いとはよく言われるが本当にそうなのだろうかと日頃から思ってきた。日本でYouTubeなどの動画サイトを見れば、日本はすごい、素晴らしいという動画で溢れている。曰くゴミが落ちていない。駅の乗客の秩序が素晴らしい。接客がよい。など、さまざまな賛辞に溢れている。
日本人が日本人向けに築き上げてきた商売慣習を評価されていると言えるが、果たしてそれがグローバルなものなのかといえば疑問が残る。きめ細かいサービスは裏を返せば干渉過多の精神である。さまざまな慣習のもとに形成された商習慣は必ずしも異文化の人にとって快適とは限らない。過大評価と考えた外国人の感想はその人の観点からみてその通りなのだろう。
インバウンドに対する評価もこのところ少し変わりつつある。いわゆるオーバーツーリズムの現象を否定的に捉え、海外からの観光客のすべてを歓迎する訳ではないという考えが生まれている。キャパシティを超えればサービスの質は落ちる。また、日本人ならばとらない行動を目の当たりにすれば、批難の対象になる。
日本が観光立国になるのならば、いまひとつの工夫が必要になる。異文化を受け入れる技能に磨きをかけなくてはならない。日本のやり方を分かりやすく説明できる力、例外的な行動に対応できる知識と経験が必要になる。日本にとって観光業は重要であると考える。過大評価とする人が少しでも減ってくれることを祈りたい。
