以前も書いたことがあるが帰化植物のアカバナユウゲショウは実に愛らしい雑草である。雑草という分類自体がおかしいのだが、過酷な環境においても繁茂する生命力という点においては雑草そのものだ。
月見草の仲間らしく、その名の由来は夕方に開花することにあるらしいが、実際は一日中開花している。ピンクと赤の中間のような花が咲くのでとても目立つ。小ぶりではあるが、園芸品種といっても疑われない出立ちだ。
ところが庭に生えるとすぐに広がり、他の植物を駆逐してしまうらしく、ガーデナーたちにとっては駆除すべき対象の一つだという。かわいいだけではないのである。
通勤の途上にアスファルトのわずかな隙間にこのユウゲショウが咲いているとこ ろがあり、毎朝確認するのが日課になっている。まだ抜かれていないようだと安堵なする。雑草扱いにしたり、鑑賞の対象としたり、人間は勝手な価値基準がある。
