万博を何度も主宰し、これまではそこそこの成功をしてきた日本だが、かつては先進国主催の博覧会にゲスト参加する身であった。1867年パリ万博は日本が初めて参加したものとして知られている。江戸幕府だけではなく、薩摩、佐賀の討幕を狙っていた藩が参加したことでもわかるように、日本という国家がかなり危ういものであることを世界に知らしめたものでもあった。

ただ、これら複数の日本の組織が出品した内容はかなり衝撃的であったらしい。周知のとおり、浮世絵などの伝統的な絵画手法は、ヨーロッパの芸術家に多大な影響を与え、いわゆるジャポニスムをもたらしている。フランスの人々にとっては経験したことがない造形や詳細の在り方がすべて刺激的だったのだろう。その意味では日本の万博参加は初めから成功していたといってよいのかもしれない。
今回の関西万博に参加する国や地域、企業は何を目標に出品しているのだろうか。中にはまだ完成していないものもあるという。かつてのパリでの日本のように、ここから自国・自組織の存在感を高める国があるのだろうか。
