よく仕事ができる人は机がきれいだという人がいる。大体当たっているが間違っている。机の整頓状況と頭の良さは無関係だ。きれいならいいわけでもないし、整理など無用と言うのも間違っている。無関係なものを無理やり結びつけるから混乱する。
ここでいう仕事を他者から与えられたことを言われたままにこなすものだとしたら、やはり整理はしたほうがいい。全ての自主性を放棄して職務に忠実に生きるためには余計なものは目の前から消すべきだ。それを整理と言うならば。
ただ、ゼロからものをつくる人は整理すると自分の可能性を捨てることになることに注意しなくてはならない。余計なものを抱えていることが新しい可能性を生み出すことにつながる。イノベーターといわれる人の仕事場が雑然としているのはこれに関係がある。
ただ、だから整理はすべきではないとは言えない。精神衛生上、もしくは周囲の人たちへの配慮の関係上、汚いのは止したほうがいい。言いたいのは整理することと生産性は無関係だということだ。エビデンスもなくやたらと整理という名の消費行動を勧める言説を読むたびに陰謀すら感じてしまう。
