日本はすでに先進国ではないという論調に出会うことがある。今後ますます増えていくだろう。一人あたりのGNPが多くの非先進国に抜かれているいま、経済の物差しではすでに先進国とはいえまい。
ただ、この話で注意しなくてはならないのは、もはや〜ではないという考え方だ。これはかつてはそうだったがいまでは違うというニュアンスがある。日本は世界有数の先進国だったのにその立場を失い落ちぶれたという。
この感覚は実は世代によって異なるのかもしれない。果して先進国の仲間入りなどしたことがあったのか。そう考える世代もいる。経済成長に成功したがそれ以外はどうだろう。そもそも先進国というのは欧米の一部の存在感のある国のことであり、極東の日本はそれとは異なる。いろいろな事情でサミットには呼んでもらえるが明らかに違うのではないか。
先進国の定義は実は曖昧であり、相対的なものに過ぎない。この国を国際社会の中で価値あるものに保つことこそ大切だ。
