東日本大震災から11年経った。ついこの前のことのようでもあり、はるか昔のことのようにも感じる。経験は十分に活かされているのだろうか。
震災当日は勤務中でちょっとした打ち合わせの最中だった。関東でも強く長い揺れを感じ、防災扉が自動的に閉じた。電源とネットは切れなかったため、職場に一つだけのテレビとウェブサイト、Twitterで情報を集めた。人の安全を確保することと食料の確保で追われた。
その後、被災地の甚大な被害や原発事故による広範囲への影響の懸念があることを知る。計画停電などのライフラインの遮断、燻るデマや罵詈雑言なども知った。
そうした記憶も時が経つにつれて薄れてゆく。そのころ生まれた世代にとってはすでに歴史的事実だ。何を学んだのだろう。何を忘れてしまったのだろう。
