一流品のみ

 さまざまな産業分野でいわゆるコモディティ化が進んでいる。安いものを作って売るというやり方では日本の産業は成り立たなくなっている。大量生産、薄利多売の方法は現代の我が国には向いていない。

 安いものを買い、高価値を得るというのが資本主義社会に生きる者の習いであり、これは変えられない。安いのものをいくら買っても利益は少なく、この分野の商品の多くは外国産だからお金は回らず逃げていくばかりだ。これが少しずつ確実に続いている。結果として私たちの生活は一向によくならない。逆に悪くなるので心理的に不安定になったり、格差を拡張したりする。

 割り切らなくてはならないことがある。安さで勝負することはほどほどにして、品質の高いものを作ること、そしてその商品を海外に展開することに力を注ぐべきではないか。それはいわゆるモノだけではなく、サービスの分野にも言える。他にはないもの、容易に模倣できないものを提供していくことが現状打破の端緒になるはずだ。

 一流品のみに特化することは危険なようだが、それこそが停滞する現状への有益な処方箋のように感じている。


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