雑草を検出するスマートフォンアプリがあるらしい。カメラを向けるだけで植物名を同定する機能があるアプリは私にとっては魅力的である。ただ、雑草判定機能があると聞いて躊躇を始めた。
かつて庭付きの家を借りたとき、草刈りにはかなり手を焼いた。周囲が田圃ばかりの田舎であったからか、繁殖力は凄まじい物かあった。当然雑草との戦いが繰り広げられる。除草剤は巻きたくなかったし、農家が持っているようなエンジン付きの草刈り機もなかったのでひたすら鍬振りであった。
雑草の中でも手強かったのが三つ葉であった。吸い物に浮かす繊細な日本のハーブは、実はたくましい生命力を持っている。庭に植えたところ、日に日に増えた。最初は食材の自己調達とよろこんだが、消費量をはるかに上回る増加だ。頭の中で3の指数関数が思い浮かんだ。
何を雑草とするのか、雑草に役割はないのかを考えるのは大事なのだろう。アプリの指示で一意的に決定することに危険を感じたという話である。
