オリンピックは終わり、パラリンピックも無観客開催に決まった。興行としてのオリンピックはかなり危機的な状況であり、今後の経済状況が懸念される。会場のいくつかは取り壊されると聞いた。せめて次の大会の前までは練習および国際試合の会場として活用してほしい。もっともこのウイルス騒ぎが収まったならばということになるが。
準備期間にはレガシーという言葉が流行った。長期的に使える施設を造るという意味だった。物理的な社会財はいつまで使えるかあやしい。むしろ維持費の問題で早めに消え去るのが世の常だろう。メイン会場だった陸上競技場の維持費が年間24億円であり、補助グラウンドがないために国際大会には使用できないということが問題になっている。そんなことは始めから分かっていたことだ。これを活用するためには多目的に使っていくしかない。専用球場に慣れつつある日本人がプロスポーツを楽しむにはいろいろな意味で使い勝手が悪いらしい。神宮球場や秩父宮ラグビー場の改修も計画されていたと思うがどうなるのだろう。
使わないよりは使った方がいい。立地条件はいいので、スポーツ以外のイベントも何でもやるしかあるまい。競技場という名前もいっそのことやめて、イベント会場として使うのがいいだろう。レガシーになるためには固定概念に縛られないことが大切だ。そこで新しい文化が始まれば本当の意味でのレガシーになる。
