心情は形のないものであり、それをどのように表現するのかは芸術家の力量に関わる問題である。
絵画において人の感情は描かれる人物の表情や所作で表現される。歓喜も苦悩も描かれた人の姿に投影される。さらに人を描かなくても心情描写はなされる風景や静物の描写でも心理は描かれる。
さらに、色彩や線の形状だけでも感情が分かることもある。こうなると根本的な脳の機能に訴えるものなのだろう。
小説や詩歌などでも同じことがいえる。言葉の方が伝える幅は広いかもしれない。しかし、形なきものを描く難しさは変わらない。心の描写は永遠のテーマだといえる。
