勤勉は日本人の基本なのか

 虎尾達哉『古代日本の官僚』はとても面白かった。日本人の基本的な気性は勤勉であるというのはどうも間違っているらしい。あるいはそのように思いたいという理想がそのように語らせるのかもしれない。本書によれば、古代の官僚は平気で宮廷の儀礼を欠席し、あろうことか出欠を取る際の代返システムまで用意していたという。組織的に怠惰を容認する体制が出来上がっていたことになる。

 日本人は勤勉という前提は考え直した方がいいのかもしれない。もっと柔軟で臨機応変の気質があったと言うべきなのだろう。

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